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2010年11月19日 (金)

『走ることについて語るときに僕の語ること』 村上春樹

村上春樹のエッセイです。(ずいぶん前に読んだ本ですが・・・・)

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かつて若いころかなり村上春樹に凝っていたのですが、最近はご無沙汰していました。マラソンをしているボクとしてはそそられるタイトルだったので購入しました。最近は本を置くスペースがなく、なるべく図書館で借りて済ましているのですが、この本は特別買いました。

読んでいて市民ランナーとして共感するところが多々あったので引用したいと思います。

    • 『一般の市民ランナーにとっては、個人的な勝ち負けは大きなトピックではない。「あいつには負けたくない」というようなモチベーションで走る人も中にはいるかもしれないし、それはそれで練習の励みにはなるだろう。しかしもし仮に特定のライバルが何かの事情でそのレースに参加できなくなり、その結果レースを走るためのモチベーションが消滅(あるいは半減)してしまった、というのではランナーとして長くはやっていけない。』

    • 『一般的なランナーの多くは「今回はこれくらいのタイムで走ろう」とあらかじめ個人的目標を決めてレースに挑む。そのタイム内で走ることができれば、彼/彼女は「何かを達成した」ということになるし、もし走れなければ、「何かが達成できなかった」ことになる。もしタイム内で走れなかったとしても、やれる限りのことはやったという満足感なり、次につながっていくポジティブな手応えがあれば、また何かしらの大きな発見のようなものがあれば、たぶんそれはひとつの達成になるだろう。言い換えれば、走り終えて自分に誇り(あるいは誇りに似たもの)が持てるかどうか、それが長距離ランナーにとっての大事な基準になる。 同じことが仕事についても言える。小説家という職業に-少なくとも僕にとってはということだけれど -勝ち負けはない。発売部数や、文学賞や、批評の良し悪しは達成のひとつの目安になるかもしれないが、本質的な問題とは言えない。書いたものが自分の設定した基準に到達できているかいないかというのが何よりも大事になってくるし、それは簡単には言い訳のきかないことだ。他人に対しては何とでも適当に説明できるだろう。しかし自分自身の心をごまかすことはできない。そういう意味では小説を書くことは、フル・マラソンを走るのに似ている。基本的なことを言えば、創作者にとって、そのモチベーションは自らの中に静かに確実に存在するものであって、外部にかたちや基準を求めるべきではない。』

    • 『走ることは僕にとっては有益なエクササイズであると同時に、有効なメタファーでもあった。僕は日々走りながら、あるいはレースを積み重ねながら、達成規準のバーを少しずつ高く上げ、それをクリアすることによって、自分を高めていった。少なくとも高めようと志し、そのために日々努めていた。僕はもちろんたいしたランナーではない。走り手としてはきわめて平凡な-むしろ凡庸というべきだろう-レベルだ。しかしそれはまったく重要な問題ではない。昨日の自分をわずかにでも乗り越えていくこと、それがより重要なのだ。長距離走において勝つべき相手がいるとすれば、それは過去の自分自身なのだ。』

ほかのランナーの皆さんは何をモチベーションとして走られているのでしょう?自分の中の目標があり、それにむかって練習を積み重ねているのが今のボクのです。勝つべき相手が誰だとかではなく、もしそれがあるとしたら過去の自分かもしれません。

村上春樹さんは作家なのでその辺のボクの言いたいことをうまく文章で綴られたいます。かゆい所に手が届いたって感じです。

本日も娘と早朝にジョグを11kmほど。昨晩はボクが長男と次男を寝かしつけている時、さすがに明日は長女は走らんだろうと思っていました。そして、うつらうつらしていた頃、突然部屋のドアが開いて、

「お父さん、明日も起こしてな!」と言う。今日で2日続きました。

明日は土曜日なのでお休みにするのかなぁ?

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