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2011年6月 8日 (水)

『キング』 堂場瞬一

堂場瞬一作品は『チーム』という箱根駅伝の学連選抜を描いた小説をかつて拝読し、感銘を受けた。同著者のマラソン小説「キング」も拝読したいと思い、川西市の図書館で予約をしていた。ところが、先日お隣の猪名川町の図書館で「キング」をみつけ、さっそく借りて読むことにeye。表紙がなかなかしゃれている。いったい“キング=王”って?

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amazon紹介文より

大学陸上部で同級生だった三人が、オリンピック男子マラソン代表・最後の一枠の選考レースに出場する。三十歳の彼らにとって、これは五輪へのラストチャンスだった。日本最高記録を持ちながら、故障に泣かされ続けた天才ランナー須田は、最高の練習環境に身を置き復活を賭ける。陸連批判をしてチームを去り、四年ぶりに走る武藤は「俺が勝つ」と豪語。そして、優勝経験がなく“勝ち方を知らない”青山の前には、ドーピングを勧める謎の男が現れて…。栄光に挑む男たちを巡る葛藤・執念・陰謀を描く、傑作書き下ろしマラソン小説。

チームと同じように、ランナーの心理描写が絶妙。綿密な取材や専門家のアドバイスがあったようだ。多分「チーム」の時の取材がここでも反映しているのかも(ただ、どっちの作品が先か自信がないが・・・・)

「チーム」の主人公が走っている時に自問自答するシーンがあったが、今回の作品も同じように描かれている。

(主人公の青山が後輩をみて)もっと自分の体に気を遣うべきなのだ。絶えず自分の体と会話を交わし、筋肉が訴える小さな不満に耳を傾けるようにしないと、知らず知らずのうちにタイムが落ちたり、最悪の場合、レース中故障に見舞われることもある。P56

最初の目標はうんと高く持たなければならないとうことを、主人公の青山のコーチは野球のピッチャーのモチベーションで言い表す。

「野球のピッチャーのモチベーションって分かるか」

「何ですか、それ」

「どんなピッチャーでも、その試合で最初にマウンドに上がる時は完全試合を狙う。フォアボールを出せば狙いをノーヒットノーランに切り替える。ヒットを打たれれば次の目標は完封、点を取られたら、今度は何とか完投しようと思う。ぼこぼこに打たれ出したら、とにかく5回までリードを保ったまま後のピッチャーにマウンドを譲って、勝ち星を拾おうとするわけだ」・・・・「最初から『とにかく5回まで』なんて言っていたら、緊張感が続かないだろう。ヒット1本打たれただけでぼろぼろに崩れてしまう」 P350

「チーム」と同じく最後まで一気に読み終えてしまった。昨晩3時になぜか目が覚めて、そのあと眠れないので、1時間ほどかけて読み終えてしまった。おかげで、少し寝不足なのだが・・・。

内容は、最後の結末がとてもドラマティック。読者が予想にしなかった展開に感服。

そして、レースで勝つ心構え。オリンピックの選考レースはボクとはかけ離れた世界だが、記録を狙う、乾坤一擲のレースをできた時の気持ちってどのようにものか改めて考えさせられた。

マラソンって、体力も大切だが、それより重要なのは気持ちの持ち方かもしれない。

本日の早朝ジョグ9km。

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コメント

「気持ち」って本当に大切。「病は気から」のように。何事も気持ちです♪
人間って見たほうに行くんです。車の運転でも立証されているように。
後ろを向いたり、下を向くと前には進めない。だからマラソンも前見て走らなければ
前には進まない。体力やスピードや筋肉や色々なトレーニングの積み重ねと
最後には気持ちがやはり大切なのかなと感じます。
今日は箕面経由で服部緑地へ行こうと走り出したのですが、箕面駅のところで
「やっぱり箕面の滝へ行こう♪」とコース変更♪小学生の遠足以来の箕面の滝への
ランニングでした♪緑の屋根で陽射しがガードされ、横は川が流れ、とても涼しく快適な
滝道でした♪坂道ですけどねcoldsweats01
滝のところまで走り、また駅に向かい走っていると、向かいから60歳くらいの
おじさんがランニング♪手を上げ「おうpaper」と一声。私も手を上げ「こんにちはpaper
知らない人だけどランニングという同じものでつながるこの瞬間が大好きです♪
滝道のマイナスイオンたっぷりの空気の中おじさんとのコンタクトでテンションが上がりup
なんだか残りの道のりも快適に走れました♪

マーチさん

ランニングっていろんな意味で癒されますね。全然知らない人でも、同じように走っているだけで、なんか親近感が出てくるような。挨拶一つでも変わってきます。そして、箕面滝も癒されます。いいランニングコースですね。

ご指摘のように、気持ちは大切だと思います。スピードも若さもないボクがマラソンを走れるのは気持ちだけかもしれません。マラソンの最後は気持ちだと思います。

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