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2012年5月31日 (木)

『オールド・ルーキー』 ジムモリス

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amazon 紹介文より

35歳の高校教師が自身と子供たちのために入団テストに挑戦、「最年長ルーキー」として大リーグ・デビューするまでを描く感動実話。

かつて映画になった作品を原作で読む。

一体プロ野球の投手のピークは何歳なのだろうか?
人間はいつまで自分の夢を追い続けるとができるのだろうか?

主人公のジムモリスには妻や3人の子どもがいる。そういう立場で、しかも肘は若い頃の手術をして、さらに肩を痛めて一度は野球を断念した男。にもかかわらずメジャーリーグの壁に挑む姿。そしてメジャー昇格を実現するクライマックスは、まだまだボクもマラソンの記録に挑戦できる勇気をあたえてくれる。

残念ながらメジャーでの活躍はあまりなかったが、夢の舞台に上り詰める過程が大切。何度も挫折しながらもチャレンジし続ける姿に感動。そして、それを支える妻ローリーも素晴らしい。

以下はある方のコラム。http://1st.geocities.jp/dogyamanet/index.html



この『オールド・ルーキー』にも、プロ入りを目指すマイナーリーガーたちの会話が出てくる。

「マイナーリーグ、とりわけシングルAの選手たちが会話をかわすとき、よく出てくる話題のひとつは年齢のことだ-球団にとっての有望選手があるときを境に過去の人に変わってしまう、その知られざる謎の数字とはいったいいくつなのか。いわく、『なあもし[空欄を埋めよ]歳までビッグ・ショーに上がれなけりゃ、もうおしまいだよ』たいていの連中は二十六がその魔法の年齢だと考えている」

ビッグ・ショーとは、メジャーリーグ、つまり日本で言うプロ野球の一軍のことだ。アメリカのプロ野球は、まず普通に新人として入るとローAから始まり、ハイA、ダブルA、トリプルAとレベルが上がって行き、最高峰にメジャーリーグがある。
二軍と一軍で構成されている日本とは重厚さがかなり違う。
大リーグからドラフトで指名されるのさえ官僚になること以上の確率であるのに、ローAから大リーグにまでのし上がっていくには、山の中から小さな宝石の欠片を探し当てるほど困難を極める。
多くのアメリカ人たちは、メジャーリーガーになる夢を持ち続けられる限度の年齢は26なのだと思っているようだ。

しかし、『オールド・ルーキー』の主人公であるジム・モリスは、あろうことか35歳で大リーグのトライアウト(入団テスト)を受けるのだ。

転機は1998年に訪れた。

モリスは、高校でフットボールと野球のコーチをして生計を立てていた。しかし、その野球チームは、寄せ集めであり、やる気も感じられなかった。あまりのひどさに業を煮やしたモリスは、子供達へこう説教する。

「きみたちがそろそろ知っておいたほうがいいのは、何事かをやりとげるには夢が必要だってことだ。夢をもたなきゃいけない。夢のない者はこの世界ではゼロに等しい。きみらには夢が要る。夢は大きいほど、なしとげられるものも大きくなる。そして大きなことをなしとげるほど、きみたちはさらに先まで進むことができる」(中略)
「夢や目標を、そのとき手で触れるほんのちょっと先におくことだ。そうすれば、触れるようになったとき、ちょっとだけ高いところに行ける。またちょっと高く。そんなふうにすればなんでも上達できる、これからの人生でなにをやるにしても」

 子供たちは、むやみに反抗することも、無条件に聞き入れることもなかった。
「コーチはどうなんです?」(中略)「あんなにすごい球が投げられるのに」-と、間をおく-「どうしてまだ現役でやってないんですか?」
 子供たちの問いかけにモリスは答えることができなかった。
 子供たちは、自分たちのチームがプレーオフまで行けば、モリスにも大リーグのトライアウトを受けることを約束してほしいと頼む。
 子供たちは、その計画を達成するために練習を重ね、ついにプレーオフ進出するまで勝ち進む。

こうしてモリスは、大リーグチーム、デヴィルデイズのトライアウトを受けることになった。ただ子供たちとの約束を果たすために。
トライアウトの日、妻ローリに仕事が入っていたため、3人の子供の世話をしなくてはならなかったモリスは、3人の子供を連れてトライアウトを受けに行く。
最初は相手にされていなかったモリスだったが、ピッチングを始めた途端、奇跡が起きる。
若き頃、145キロ以上の球を1回も投げたことがないにもかかわらず、MAX158キロを出してしまったのだ。
テストで見事に合格したモリスは、またたく間にダブルA、トリプルAと上がって行き、その年のうちにメジャーデビューを果たしてしまう。若き頃にはダブルAでも投げたことがないにもかかわらず。
モリス以上の歳でメジャーリーグデビューした選手は、モリス以前には1人しかおらず、デビューするまでの間に野球のプレーから離れて別の仕事をしていたのはモリスだけである。
モリスは、26という「魔法の年齢」を根底から覆したのだ。35歳で。
モリスは、メジャーリーグで21試合に登板し、15イニングを投げた。勝敗には関係なかったが、13奪三振、防御率4.80という成績を残したのである。

先日、テレビのインタビューで34歳にして15年ぶりに最優秀防御率のタイトルを獲得した桑田真澄投手がこんなことを語っていた。
「夢は、60歳になっても1イニングならきっちり抑えられるような投手」
普通の投手なら引退を考え始める歳になって、常識的な投球フォームを捨てて新フォームを生み出し、成功した桑田投手らしい夢である。
年齢は、スタミナを確実に奪っていく。60歳の投手が若くて勢いのあるプロを相手に9イニングを完投することは不可能だろう。
しかし、もし1イニングだけなら……。
スピードやスタミナはなくとも、技術と頭脳と経験で抑えきることはできるかもしれない。
桑田投手の夢は、何の前触れもなく聞かされれば、ばかばかしくて笑ってしまう話だろう。しかし、そのことが既に年齢による呪縛でがんじがらめにされている結果なのだということを『オールド・ルーキー』という作品からは感じ取ることができる。

モリスの35歳でのメジャー挑戦は、常識では考えられない話だった。

僕たちは、日常の楽な生活に埋もれて行ってしまうと、かつて抱いた夢など、最初からなかったかのように生きて行けてしまう。
でも、僕は、いつか叶うかもしれない夢や目標を常に持ち続けて日々努力を積み重ねる生き方に憧れる。年齢で縛り付けられる生き方に僕は以前から賛同していなかったからだ。
満足感を得たいなら年齢なんて考える必要はない、魔法の年齢は自分自身でいつでも定め直すことができるし、なくしてしまうこともできる。そう僕は語りたい。窮屈に生きていては何も生まれてこないことをジム・モリスは身をもって語ってくれているのだから。


本日の早朝ジョグ12㎞。
昨晩のNRの疲れがアリアリ。
だんだん身体がほぐれてきたかと思った瞬間、グランドのちょっ盛り上がった木の根に躓いてこけたweep
周りで小学生がサッカーをしていたり、年配の方たちがウォーキングをしていたりしてたので、痛い以上に恥ずかしかった。土のグランドでこけたので全然痛くなかったが、かなり脚が重くて、自分で思っている以上に脚が上がっていなかったのだろう。

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コメント

私は35歳の時に豪快にこけました。
夜中の3時夜勤の最中、緊急手術の患者の血液を大至急で検査室へ
持っていく際、めいいっぱい走っていました。何もないところで
つまずいてこけましたdown両手に持っていた血液を落としてはいけないと死守
して腕と胸を強打・・・・痛みより心が折れました・・・・
年をとってこけるとなんだかへこみますdown

それから私のプチメタボの旦那が走り始めることを決意しましたshine
最近ちょこちょこ「走れたらいいやろうなぁ・・・」と口にするように
なっていて、以前から私の買うランナーズや本をちらちら見ていたり、
していたのですが、「走れて痩せれたらいいなぁ」と言うので、
「走ったらいいやん」と声をかけ、まぁまずはシューズは買ったほうが
いいよと。ちゃんとしたシューズで走らないと故障の元やからねrun
ということで何でも調べて購入するのが大好きな旦那さんは
「アディゼロボストン3」というシューズを選び購入しましたsmile
これで二人で早朝RUNができます♪
やっぱり一人だと睡魔に負けたり練習も辛いんです。ちょっと暗かったら
猪名川なんか一人で走るのは怖いし・・・・
プチメタボでも私よりは運動はできる人ですし、何より貧乏性なので
シューズを買ったからにはちゃんと走ると思いますsmile
この先どうなるか楽しみです♪もちろん第一目標はフルマラソン完走ですshine

マーチさん

昨日のぶんとまとめて!
長男はいい経験ができたと思っています。これで少しは成長したかな、と思っていますが毎回裏切られています。

ご主人さんもランを始めましたか!いいじゃないですか!!!
マーチさんのモチベーションもあがってくるんじゃないですか?仲良く練習してくださいね。
アディゼロはボクもお気に入りです。初心者はボストンでちょうどいいと思いますよ。

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