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2016年2月10日 (水)

48歳1ヵ月10日でゴールを決めたカズに学ぶ「加齢」との戦いは「常識」との闘い

今シーズンの前半に故障やモチベーションの低下で「もうダメなんじゃないか?」という意識にとらわれていた。その頃は、ブログを書く気も起らず、ほったらかしにしていたことからも、ボクの精神状態を想像できるのはないでしょうか?

その時に読んだコラムを思い出したので、アップします。読まれた方も多いと思いますが、ボク自身、今このコラムを改めて読み返して、考えさせられるものがあります。



 『ランナーズ』2015年6月号より

人間は必ず老いる。死に向かって生きていく。老いは死につながっているから、たいてい人を寂しく、悲しくさせ、恐れも抱かせる。
 だからなのだろう。止めようがない老いに抵抗するかのようなスポーツ選手の躍動は、見る者の心の琴線に触れる。自分の命にも力が注がれたような気分になる。
 4月5日、サッカーの横浜FCのカズこと三浦知良選手が518日ぶりのゴールを決め、自身が持つ1リーグ最年長得点記録を「48歳1ヵ月10日」に更新した。
 カズは「幸せな瞬間だった」と話したらしいが、このニュースを耳にしたみんなが幸せな気持ちになったのではないか。
 それにしても、近年は年齢を重ねたアスリートの活躍が目につく。プロ野球では49歳の山本昌投手(中日)、テニスでは44歳のクルム伊達公子選手が第一線で戦い続ける。昨年のソチ五輪ではスキージャンプの葛西紀明選手が41歳256日で銅メダルを獲得し、冬季五輪史上最年長メダリストになった。
 いまの競技者はメディカル、栄養学など科学的な知識やノウハウを豊富に備えている。効率的にコンディションを保てるようになったことが選手寿命を延ばしているのかもしれない。
 しかし、選手生命を長く保てるかどうかはメンタルにかかっているのではないか。科学ジャーナリストのクリス・バーディックによる『期待の科学』にはこうある。
「人間は常に心の中に自らの限界を設けようとする。これ以上は無理と考え、自分の能力を抑制しようとする。しかし、この「限界」は変化していく」
「アスリートが肉体の限界に近づいた時、薬物にもハイテクを駆使した用具にも頼らないとしたら、あとほんのわずかの能力を発揮できるかどうかは、メンタルの力にかかっている。(中略)筋肉、心臓、肺のはたらきは最後は心に左右される」
 では、どうしたらいいのだろう。『期待の科学』にあるヒントを要約するとこうなる。「限界」をつくつているのは「管理者」である自分の脳なので、脳との駆け引きで「心のブレーキ」を外さなければならない。これは多くのランナーが実感していることでもあるはずだ。
 500日以上も無得点だったカズの頭の中に「もう得点できないのだろうか」という凝問が生じた瞬間はあったはずだ。その疑問は、肉体を厳しいトレーニングから解放し、自らを楽にしようとする脳が発しているものなのかもしれない。
 脳は「48歳にもなったら、もうサッカーは無理」という仮定をもとにブレーキを掛けようとしているはずだ。カズはちょっかいを出す脳と格闘しなければならない。
 やっかいなのは、自分自身の外側にもブレーキを掛けさせる「装置」が存在することなのではないか。世間には「48歳でサッカーは無理でしょう」という「常識」がある。
 多くのファンがカズの背中を押す一方で、その常識とやらが「もうやめたら」とカズにブレーキを掛けさせようとする。
 加齢との戦いというのは、実は「常識」との闘いであるのかもしれない。年齢を重ねたランナーも「その年になったら自己ベストの更新は無理」という「常識」と闘わなければならない。

本日の早朝ジョグ11km。別大の疲れは8割抜けたと思うが、見えない疲労もあるんだろうなぁ~。

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コメント

「老いは体を休めた人からやってくる」
諦めない限り老いなんて来ないんじゃないかなあ。
と思ってしまう言葉で私の好きな言葉です。

メンタルですね…。体を休めようと命令するのも脳(メンタル)
左膝は1週間休んでも痛く、コーチには
「走ったらあかん!走るから治れへんねん。篠山は
無理かも知れない。でもまだまだマラソンはあるから今はじっとして
治しなさい。」と言われ、今日クラブの3時間走に行ったのに
4㌔しか走れずしかも㌔7分で…帰ってきました。しばらく
休みます。コーチのブログはGoogleで「静かな男のひとり言」で
検索したら出てきます♬なぜかヤフーで検索しても出ないんです。

マーチさん

膝の方、酷いみたいですね・・・・。湿布とかアイシングはしてるんですか?
クラブの練習でその状態では心配です。フルマラソンは過酷ですから、しっかり治してスタートラインに立つことをおススメします。コーチのおっしゃる通り、大会はこれから幾らでもあるわけですし。

篠山までに痛みが取れれば、記録は度外視して、走るだけでもいいぐらいの気持ちでいいと思いますよ。
とにかく無理はなさらずに、そしてお大事にして下さい。

マーチさん

「静かな男のひとりごと」一度拝見します。

アイシングはしてるんですが…湿布もしてみます♬
そうなんです、篠山走らないなんて選択肢を考えてなかったので、コーチに
言われて少しショックでした(^◇^;)
初めてのDNSです。私遅いランナーですが
フルマラソンで棄権したり、スタートラインに立てなかったり、歩いてゴールしたことないんです。
遅くても走って完走してきたので。でも今回はDNSも考えます。
もしも痛みが取れてたら、ミヤーンさんのおっしゃるように
タイムなしの完走目的で走るつもりです。
せっかく苦労してエントリーできた大会なので。
しっかり治してまた頑張ります!

マーチさん

医療関係の方ですので、釈迦に説法ですが、炎症のある場合は湿布は有効ですね。
ボクも、故障中は湿布のお世話に沢山なりました。

まだまだ、大会はありますし、これで人生が決まるわけじゃない、という気持ちで大会に臨みましょう。
あくまでも、市民ランナーです。記録が悪くても、仕事が無くなるわけじゃないし・・・・・。
と、思いながらボクも別大前の緊張をほぐしていました。流石に別大前は、ポジティブな気持ちばかりじゃなかったですから・・・・。

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