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2016年2月11日 (木)

『スクラップ・アンド・ビルド』 羽田圭介

Photo

amazon紹介文より

「早う死にたか」毎日のようにぼやく祖父の願いをかなえてあげようと、ともに暮らす孫の健斗は、ある計画を思いつく。日々の筋トレ、転職活動。肉体も生活も再構築中の青年の心は、衰えゆく生の隣で次第に変化して…。閉塞感の中に可笑しみ漂う、新しい家族小説の誕生!第153回芥川賞受賞作。

結構期待していたが、ん~・・・・。

ただ、主人公の健斗の考えは肯けるものがあった。たとえば、恋人に行動に対する「豚のようなメンタリティー」という指摘は笑えた。

(電車の席を積極的に座りに行く恋人に対して)たとえ前に老人や妊婦が立っても気づかぬフリをとおせる姿勢で、武道の型の如き気迫を漂わせてもいる。席を確保するためなら彼氏と目線を合わせることも拒絶する亜美の丸まった姿勢を見下ろし、健斗は確信した。とにかく肉体的疲労を嫌がり楽をしたがる彼女はこの先、太ったおばさん体型まっしぐらだ。実のところ健斗はぽっちゃり体型自体はイケる口だが、ぽっちゃりな身体を作ってしまう豚のようなメンタリティーは心底嫌いで、ここのところそれに拍車がかかっていた。

フリーター生活真っ最中の健斗はある時肉体のトレーニングに目覚める。

健斗は市民体育館でベンチプレスを限界まで挙げるトレーニングに二度挑んでいた。ベンチに仰向けになり頭に血ものぼらず呼吸もそれほどあがらない状態で、100キロのバーベルを胸の高さにまで下ろすトレーニングは体重66キロの健斗が行う自重トレーニングよりよほど効率よく大胸筋や後背筋を鍛えられ、翌日の筋肉痛もたいへん大きなものだった。

しかし〝急降下〟でもたらされる精神面を含んだ総合的な成長と比べれば庇みたいなものだった。ベンチプレスの限界を切り開く鍛錬にしかならない。究極の腕立て伏せ〝急降下〟を限界まで行う鍛錬では、他の部位も限界まで追いこめる精神力がつく。苦しみの少ない効率的トレーニングとやらで作った身体には、最も大事な困難に耐える精神性が刻みこまれないため所詮ハリボテにすぎぬと健斗は馬鹿にしていた。なにより、専用器具のある所でしか鍛えられない不自由さが、チューブに繋がれているみたいで嫌なのだ。

なんとなく、ボクがマラソンの練習をする際に考えることと共通している部分が少しあるような・・・・。


本日の早朝ジョグ13㎞。

今日は暖かいという天気予報のはずなのに、気温は0℃。厚着をしても身体が温まらず、最後の方でようやく発汗。ジョグの距離を少しずつ伸ばすが、まだ身体はだるい・・・・。

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