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2016年5月16日 (月)

『勇者たちへの伝言』 増山実

Photo_5

amazon紹介文より

ベテラン放送作家の工藤正秋は、リサーチのために乗車していた阪急神戸線の車内アナウンスに耳を奪われる。「次は……いつの日か来た道」。謎めいたアナウンスに導かれるように、彼は反射的に電車を降りた。 小学生の頃、今は亡くなった父とともに西宮球場で初めてプロ野球観戦した日のことを思い出しつつ、街を歩き始めた正秋。いつしか、かつての西宮球場跡地に建つショッピング・モールに足を踏み入れる。正秋の意識は、そこから「いつの日か来た道」へと飛んだ。四十数年前へ

久しぶりの読書ネタ。本はボチボチ読んでいますが、中々備忘録として残すのが億劫で・・・。

さて、この著書は人生を悔いなく生きるために必要なことが書かれていて、生きる勇気が湧いてい来る本です。関西の放送作家のデビュー作なので、なんか軽い感じの本かなと思って手に取ったが、「北朝鮮」、今は無き「阪急ブレーブス」の話が濃厚に描かれている。ボクは昭和世代の人間だが、その昭和が思い出されるが、決して明るい昭和ではない。

たくさんの登場人物が出てくる。まず、阪急ブレーブスの高井保弘選手。昭和39年に入団し代打で活躍。様々な代打記録を持つ。代打本塁打27本(世界記録)、代打サヨナラ本塁打(日本記録)代打逆転サヨナラ本塁打(オールスター記録)など。57年に引退するまで3年間だけ指名打者としてレギュラーで出場したが、高井選手曰く「それがワシの代打人生のブランクですわ」

ボクの代打の神様は阪神の八木や桧山だったが、ボクの生まれた頃にすごい人がいた。だがそのすごさの秘密は相手投手の癖を観察した手帳のメモにあったのだ。高井選手曰く「野球は何が起こるかわからん。そういう世界や。ただ、選手は予見できない未来の為に、準備することはできるんや」と。

往年の阪急ブレーブスの名選手がもう一人出てくる。梶本隆夫投手だ。通算成績254勝255敗。もちろん200勝以上のしている投手で負け越しているのは梶本隆夫投手だけだ。当時の阪急は打線が弱かったため勝ち星に恵まれなかったそうだ。なんか、悲哀感が漂う投手。でも梶本投手は「負け越したことが誇り」と言う。仮に人生に勝者、敗者があるとすれば彼は人生の勝者といえるだろう。

阪神ファンだが、ボクの幼少の頃の阪急は強かった記憶がある。福本豊、山田久志など名選手がいたが、その前の話。

この本のタイトルにある「勇者」とは、勝負に勝った人ではない。血まみれ泥まみれになりながらも、信念と誇りを失わなかった人たちで、そういう生き方をした人たちが描かれている作品だった。


本日の早朝ジョグ8km。土曜の記録会に向けて調子を上げていかなければ!

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